〔小説を書く〕という事への【誇り】

1つのモノが自分の手元に届くまでには大勢の人が携わっている。

例えば《自動巻き腕時計》
出来上がるまでにはテーマから始まり、コンセプトやデザインを練る人がいて
ベルトやケース、針や歯車などのパーツ毎に関わる人がいる。

それを製造する人がいて、それを組み立てる工程を踏み、それが製品となる。

一から何もかも挙げればきりがないが、梱包する人、発注・受注する人、
搬送する人、店頭で販売する人などを経てわが身へと辿り着く。

自身がそれを選んだ理由には個人差があるだろうが、
見た目や直感が大半を占める事が多いだろう。

それぞれのデザインやコンセプトによって印象が変わって来るし、
好き嫌いはその見た目が担っているといっても過言ではない。

お次はフルーツ。

高級な逸品もあれば、薄利多売の一品もある。
素材そのものを美味しく食すモノもあれば、加工品として出荷されるモノもある。

《いちご》を例に挙げる。

化粧箱に入った一般に流通する1パックより値が張る1粒で充分な事もあれば、
いちご大福やイチゴミルクの様に何かと合わさったから美味しくなったと思う場合もある。

これを小説に置き換えれば、
執筆作品単体で称賛に値するベストセラーとなるものもあれば、
漫画化・映像化になってより良い評価を貰うものもある。

そのもの自体が持つ感動をより飛躍させるのがマンガや実写映像。

描き文字・構図・コマ割り・描写・背景画や、
効果音・色彩・間・演技・ロケーション等で見る者を虜にする。

しかし、ここまでに述べた例はいずれも、
デザイン(テーマ・コンセプト)苺(素材)小説(原作)が
無ければ人を喜ばせる事も、楽しませる事も、感動させる事もない。

つまり、元が無ければ何も始まらない、ということ。

物語があって、派生する。
誰かの心を打つきっかけとなる最初のステップ
言うなればその【原点】となり得る代物が小説。

そして、その作品そのものが魂を揺さぶるのも小説。

私がこの先、その域に達するかは別ですが、
世の小説家と共に邁進する自分や、
今この時を執筆に充てている方々を誇らしく思う 。

更には、小説を愛するすべての方々も。

そう、コレを読んでいるあなたの事も。